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南房総市 木と漆喰と紙の家

 木・漆喰・紙・天然油脂塗料などで仕上げた自然素材派住宅

南房総市 木と漆喰と紙の家 000.jpg (建築形態) 新築一戸建て
(意匠志向) 和洋折衷
(躯体構造) 木造軸組工法2階建て
(建築面積) 約24.0坪
(延床面積) 約35.0坪
(部屋構成) 3LDK+納戸×2
(建主世代) 50歳代





お施主さんご夫妻は、50歳代で初めての家造り。 
どちらかと言えば遅い家造りになりましたが、その分長年温めてきた思いやこだわりがたくさんあり、勉強もたくさんしてきました。
そのこだわりが結集した自然素材の家です。
南房総市 木と漆喰と紙の家 001 ファサードです。
大きな軒の出がよくわかると思います。
屋根葺き材はガルバリウム鋼板平葺き。
それ以外のほとんどを杉材で仕上げています。
外壁を杉材で仕上げるには法規的な問題があり、防火対策を施した上での施工となっています。
各窓上に設けられた庇が、夏の日射をかわしたりする役目をしています。
南房総市 木と漆喰と紙の家 002 南側から見た写真です。
平屋よりも両端を上げて、少し高い屋根を作り、 2階建てと使い勝手に大差のない小屋裏風の 2階建てになっています。
南房総市 木と漆喰と紙の家 003 南東から見た夜景です。
統一された光色によりムードのある夜景にしています。
南房総市 木と漆喰と紙の家 004 南側に設置された7坪弱の大型デッキです。
デッキ部分には、高い耐久性を持つ米ヒバ材を、桁材には桧材を使っています。
あえて塗装はしていません。
奥の方にある屋根のような部分は、フレームだけを組んでよしずなどを乗せることで日陰を作るための ものです。
後で屋根を付けてもいいように垂木には勾配が付けてあります。
南房総市 木と漆喰と紙の家 005 玄関の写真です。
軽快な感じの漆喰壁やシナ合板の天井に対して、奥様こだわりのナラ材を使った下駄箱や30cm角の大きなタイルが重厚感を出しています。
南房総市 木と漆喰と紙の家 006 廊下の写真です。
一般的な廊下に比べて30cmほど広い廊下はほどよう広々感があり、実用性と快適性が高く なっています。
木と漆喰の相性の良さがわかる廊下です。
南房総市 木と漆喰と紙の家 007 リビングの写真です。
奥様こだわりのナラの無塗装フローリングに自然植物性油脂塗料で仕上げられた床は、あたりも良く、 漆喰とも合います。
天井は紙クロスで仕上げです。9尺2枚引違窓による開放感がある空間ですが、 奥の和室とは広い開口部でつなげることができ、開放感がいっそう増します。
南房総市 木と漆喰と紙の家 008 リビングを南側から見た写真です。
こだわりのナラ材で作ったパソコンデスクが備わっています。
南房総市 木と漆喰と紙の家 009 和室です。
窓際と出入り口側にナラのフローリングを貼って、部屋の真ん中に6枚の畳を敷いています。
奥の部屋の通風採光のために、窓付のドアとランマをそなえた出入口になっています。
居間とは大開口がとれる3枚引き込み戸でつなぐことで、2室の連続性も確保できるようにしています。
南房総市 木と漆喰と紙の家 010 キッチンです。
最近は対面式が好まれる事が多いのですが、珍しい独立型ですが、独立しているメリットもあります。
システムキッチンでメーカーはタカラスタンダード。清掃性の高さが特徴です。
壁はキッチンという環境を考慮して、汚れ落としが感単にできるビニールクロスを採用しています。
大きな窓から外を見ながらの調理もいい感じです。ガスオーブンを置くスペースや背面収納を置けるように計画されています。
南房総市 木と漆喰と紙の家 011 トイレです。
入ったときに外が見えるピクチャーウインドーのようにしたいとの希望でしたので、突き出し窓に透明ガラスを組み合わせています。
座ってしまえば簡単には外からのぞくことは出来ません。
窓の前にはナラ材で小さな棚を。お花や装飾品を置くことが出来ます。
南房総市 木と漆喰と紙の家 012 先面脱衣室です。
こちらもこだわりのナラ材のカウンターに、実験用などに使われたりもする、四角い陶器のシンクを組み 合わせた洗面台です。
お店などで見られる染みなどが出にくいように配慮しました。
同じ材で作った棚板や、木枠のミラーなど、自然素材満載の洗面スペースです。
南房総市 木と漆喰と紙の家 014 階段です。
ナラの集成材+自然油脂塗料を採用しました。
南房総市 木と漆喰と紙の家 015 2階の階段と廊下です。
通風と採光を兼ねるオーニング窓を付けています。
天井は低い方で1.9m程度を確保しているので歩行にも問題はありません。
南房総市 木と漆喰と紙の家 016 2階北側洋室です。
南北にしか開口部を設置できない形状を補うため、大きな窓開口と屋根の形をそのまま生かした高い天井で、開放感のある部屋としています。
北側ですが、採光も十分です。
窓の開口高さは1.5m、 転落防止のために木柵を付けています。
天井断熱は屋根側の断熱と共に、通気構造+厚い断熱材の採用で屋根面温度の影響を少なく出来るような構造にしています。
南房総市 木と漆喰と紙の家 017 2階洋室です。
天井には杉板+植物性油脂塗料を採用しています。
壁は紙クロス。無塗装で使うため、綺麗な施工が求められ、クロス屋さんには苦労かけました。
そのかいあって、ビニールクロスにはない落ち着いた感覚が得られます。
南房総市 木と漆喰と紙の家 018 2階のクローゼットです。
南北に長い空間ですが、間仕切りを付けなかったことで、フレキシブルな使い方が出来ます。
開口部も大きく、かさばる物の搬入も容易です。将来仕切りを設けてもいいような設計もしています。
空気が停滞してジメジメしないように、通気口を設けて常時換気を行っています。


当社を訪ねてくれるお客様は、勉強家の方が多いようで、このお宅のご夫婦も勉強をして家造りに臨まれています。 
何社か事前に訪問して話しなどをした結果、私達を選んでいただけたことは嬉しく思います。
ちゃんとした家造りにはそれなりのコストがかかることもご理解されており、安さを売りにする業者にも行ったらしいのですが、その安さに不安を感じて選択肢からは外したそうです。
そう言う経緯で当社を選んでくれたことに重ね重ね感謝をしています。

勉強をしている方との打ち合わせは比較的スムーズで、こちらの説明を理解していただくことが比較的簡単です。
参考資料もたくさん用意して下さり、打ち合わせがしやすかったです。
ご夫婦は行動力もあり、様々なショールームや展示場などをまわり、様々な情報を仕入れて検討されました。 
私達でもほとんど行くことが無い(行けない)外壁材のメーカーやクロスメーカーなどまで行かれたのにはびっくりしました。
内部工事の仕上げ工程が始まってからは、こまめな打ち合わせと現場確認をする熱心さ。
現場での確認や打ち合わせは毎回数時間に及びました。

住み始めたからは 「快適だよ。」「やっぱりこうして良かった。」という喜びの言葉も頂けたこと、
安心いたしました。
また、まわりの評判がいいようで、私達としても嬉しい限りです。

5年、10年、20年と深みの増す自然素材を楽しみながら、心地よく住んでいただくことが出来れば それ以上の喜びはありません。

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